ポンジスキームとは?多用される手口の特徴と見分け方5選!!

コラム

ポンジスキーム(ポンジ詐欺)は、投資詐欺の一種で、実際には利益を生まない事業にもかかわらず、新規投資者から集めた資金を既存の投資者への配当や利息に見せかけて分配する手口です。

実際の利益を上げる事業活動がないため、常に新規の投資者からの資金流入に依存しており、新しい投資者が集まらなくなるとスキームは破綻します。

この詐欺の仕組みは、1920年代にアメリカで大規模な詐欺を行ったチャールズ・ポンジに由来しています。

以下では、ポンジスキームの特徴、見分け方、そして実際の事例について詳しく解説します。

ポンジスキームの特徴

  1. 高いリターンを約束する
    ポンジスキームでは、通常の市場利回りを大きく超える異常に高いリターンが約束されます。
    例えば、「短期間で年利20%以上」「毎月確実に10%の配当」など、実現困難な高利益を保証することが多いです。このような高リターンが不自然である場合は詐欺を疑うべきです。
  2. リスクについての説明がない
    正当な投資には必ずリスクが伴いますが、ポンジスキームではリスクについての言及がほとんどありません。「リスクなしで確実に儲かる」と強調されることが多いですが、これは不自然であり、詐欺の典型的な特徴です。
  3. 安定した利益が定期的に支払われる
    正常な投資では、市場の動向により利益や損失が変動しますが、ポンジスキームでは常に安定した配当が約束されます。
    これは、投資の世界ではほぼ不可能であり、他の投資者から集めた資金で配当を出していることを示唆しています。
  4. 透明性が欠如している
    ポンジスキームにおいて、投資先やその運用方法について詳細な説明がない、または不透明な場合が多いです。「秘密の投資法」「特別なノウハウ」といったフレーズが使われ、具体的なビジネスモデルや実績が示されません。
  5. 新規投資者の勧誘が重視される
    ポンジスキームでは、常に新規投資者からの資金が必要です。
    そのため、既存の投資者が新たな投資者を勧誘することが奨励され、時には紹介者に報酬が支払われることもあります。
    ネットワークビジネスやマルチ商法のような手法を取り入れる場合もあります。

ポンジスキームの見分け方

  1. リターンが異常に高いかどうかを確認する
    市場利回りを大きく超える投資案件は、まず疑うべきです。
    短期間で高利益を保証する投資話は、詐欺の典型的なサインです。
  2. リスクについて説明されているか確認する
    正常な投資案件であれば、必ずリスクについての説明があります。
    リスクがない、または無視されている場合は詐欺の可能性が高いです。
  3. 投資先の透明性を確認する
    どのような事業に投資しているのか、そのビジネスモデルが明確で、業界標準に基づいているかを確認しましょう。もし投資先が曖昧だったり、理解できないものであれば、慎重になるべきです。
  4. 外部監査や第三者による評価があるか確認する
    信頼できる投資案件であれば、独立した第三者による監査や評価が行われています。
    透明性のある外部監査を受けているかどうかを確認することも重要です。
  5. 新規投資者の勧誘が異常に多い場合は注意
    新しい投資者を積極的に勧誘することが求められる場合、そのシステム自体が持続不可能な可能性があります。特に、紹介ボーナスなどで新規勧誘を促進するスキームには注意が必要です。

実際のポンジスキーム事例

1. バーナード・マドフ事件(2008年)

バーナード・マドフ(Bernard Madoff)は、史上最大のポンジスキームを運営していた人物です。

彼は投資会社を運営し、「安定して高いリターンを保証する」として、世界中の富裕層や機関投資家から約650億ドル(約7兆円)もの資金を集めました。

しかし、実際には新規投資者からの資金を既存の投資者への配当に回すポンジスキームを行っていただけで、金融危機の影響で新規の投資が途絶えた際に破綻。2008年に逮捕され、150年の懲役刑を宣告されました。

2. ジャパンライフ事件(日本)

日本での事例として知られるのが、ジャパンライフ事件です。

この事件では、磁気治療器のリースを名目にして、投資家に「リターンを保証する」として多額の資金を集めました。

しかし、そのビジネスモデル自体は利益を生み出さず、新規投資者の資金を既存の投資者に分配するポンジスキームでした。最終的に約7000人から2000億円以上の資金が集められたとされ、破綻後には大規模な被害が明るみに出ました。

3. OneCoin事件(仮想通貨関連)

仮想通貨の人気が高まる中で発生した詐欺事件がOneCoinです。

OneCoinは新しい仮想通貨として売り出され、初期投資者に対して「驚異的なリターン」を約束しました。
しかし、実際にはその仮想通貨自体が存在せず、ポンジスキームとして新規投資者からの資金を元にして既存投資者への利益配当を行っていました。

この詐欺により、世界中で数十億ドルの被害が発生しました。

ポンジスキームに巻き込まれないための対策

  1. 不自然に高いリターンを約束する投資話は避ける
    市場の常識を超えるリターンが保証されている場合、疑念を持ちましょう。
    高リターンには必ず高リスクが伴うため、安定した高リターンを保証する話は詐欺の可能性が高いです。
  2. 正当な金融機関や規制当局に確認する
    投資を勧められた場合、その企業が金融庁などの規制当局に登録されているか、外部監査を受けているかを確認することが大切です。
  3. リスクについてしっかり理解する
    投資には常にリスクが伴うことを認識し、リスクに関する説明がない投資話には警戒を強めるべきです。
    自分が理解できない投資には手を出さないようにしましょう。
  4. 信頼できる専門家に相談する
    投資に関して不安がある場合は、信頼できる金融アドバイザーや弁護士に相談することが重要です。
    専門家からの意見を聞くことで、詐欺に巻き込まれるリスクを減らせます。

法律事務所に依頼するデメリット

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A法律事務所:成功報酬100万円まで 回収額の40%(税抜) 100万円以上 回収額の35%(税抜)

B法律事務所:成功報酬は返金額(税込)の40%

C法律事務所:50万円をこえる案件 回収金額の35%(税抜) 50万円以下の案件 回収金額の40%(税抜)

仮にあなたの被害金額が50万円で依頼した場合

請求金額:50万円 
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回収額からの報酬割合は、一つの大きな難点です。
特に被害額50万円以下の比較的少額の人にとっては、40%が徴収されてしまうとあまり手元にお金が戻った感覚を得られないかもしれません。

当財団は無料相談・無料解決で対応!

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当財団は、報酬については完全無料!支払いは発生しません

まとめ

当財団は、インターネット等による電子媒体から起こり得る犯罪を世の中からなくす為の調査、サイトへの呼掛け及び被害者への救済事業を目的とし、 電子媒体を利用する全国、全世界の利用者へ注意喚起をおこない、安心認証・認定サイトの登録推進事業からネット詐欺をテーマに、想定外の事案を含め様々な取り組みを思案し、ネット詐欺被害者がなくなる社会づくりに寄与する事を目的としています。

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