詐欺撲滅にむけた
総合対策の推進
最新の手口を広く知ってもらうことで高齢者のデジタルリテラシー向上を図り、ネット詐欺被害の撲滅を目指します。
事例一覧
インターネット上には様々な形の詐欺が存在します。占いや出会い、支援を装った詐欺、誇大広告の情報商材など、これらの詐欺には注意が必要です。個人情報や金銭の提供は慎重に行い、怪しい申し出には冷静な対応を心掛けましょう。
占い系詐欺
占いサービスを利用する際には、不当な高額請求や追加サービスの強要に注意が必要です。たとえ占い結果が心配なものであっても、金銭的な要求には応じないようにしましょう。また、占い師と称する者からの個人情報の要求にも警戒が必要です。
出会い、支援系詐欺
インターネット上での出会いや支援の申し出には、注意が必要です。知らない人からの突然の愛の告白や、経済的な支援を申し出るケースがありますが、これらは詐欺の可能性があります。個人情報や金銭の提供は、信頼できる相手に限定しましょう。
情報商材系詐欺
情報商材を売り込む際に、非現実的な収益や成功を約束するケースがあります。これらの商材は高額であることが多く、実際には約束された成果が得られないことも多いです。投資前には十分な情報収集と慎重な判断が求められます。

ランサムウェア
パソコンやスマートフォンをロックして使えなくする悪意のあるソフトウェアで、ロック解除のために金銭(身代金)を支払うよう求めてくる手口です。支払期限までの残り時間をカウントダウンして請求する手口のため、身代金詐欺と呼ばれています。
従来から偽メールの添付ファイルを開くと感染してしまう手口が多くみられますが、2017年に大規模感染が発生したワナクライというランサムウェアは、OSの脆弱性を狙ってネットワーク経由で感染拡大するもので、それ以降も新しい仕組みを持つランサムウェアが次々と発生しています。
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その他事例
軽い気持ちのクリックが脅威となって襲ってきます。金銭被害はもちろん、精神的なダメージも大きく、注意が必要です。 では、実際にどんな手口で攻撃してくるのか、いくつかご紹介します。
ワンクリック詐欺
ワンクリック(ツークリック)詐欺、不当請求詐欺とも言われ、無料サンプルの動画をエサに、動画プレイヤーのインストールボタンや、再生ボタン、年齢確認ボタンを押させて、突然、高額な料金の請求をしてくる手口です。
ワンクリックウェアという、パソコンの画面に請求画面を強制的に表示するプログラムをインストールさせる事もあり、不当請求の告知画面が、ブラウザを閉じてもパソコンを再起動しても出続ける場合もあります。
請求金額も平均5~10万円程度と大人なら支払ができる金額が多く、「家族に見つかりたくない」「恥ずかしい」といった人間の心理をついて、料金を振り込んでしまう被害が続出しています。
フィッシング詐欺
オンライン銀行口座のID、パスワードや第二暗証(乱数表)の数字を、偽の入力画面に入力させ盗難し、後から不正にアクセスし口座の預金を不正送金する手口です。
従来は、偽の銀行サイトに誘導するケースが主流でしたが、最近はユーザーが気づかないようにパソコンに忍びこませたウイルスを使って、正規の銀行サイトにアクセスしている最中に、偽の入力画面を表示したり、入力した認証情報を犯罪者に送信したりする手口が急速に広がっています。
パソコンのOSやJava、Adobe Reader、Flashなどの様々なソフトウェアの脆弱性を突いて、ウイルスを侵入させ、セキュリティソフトでも検知できないケースが多いのが特徴です。
偽ブランド品詐欺、
偽販売サイト詐欺
インターネットサイトで購入したブランド品が粗悪品、偽物であったり、商品を送ってこなかったりする詐欺です。
これまでは、有名服飾ブランドの鞄、財布、靴、高級腕時計などの安売りで、興味を引く手口が主流でしたが、最近はコンタクトレンズや、家庭用品などの消費財を使った偽販売サイトも多く見受けられるようになっています。
主に海外の詐欺集団が行っていることが多く、詐欺サイトも国外に設置されるケースがほとんどで、日本の警察の捜査が及ばないため、被害に遭った場合金銭を取り戻すことはほとんど不可能です。
偽セキュリティソフト詐欺
無料セキュリティソフトや、ウェブサイトにアクセスした際に、「このPCはウイルスに感染している」「このPCは危険」などいったバナーやポップアップで関心を引き、全く効果のない偽のセキュリティソフトをインストールさせます。パソコンの脆弱性を突いて、知らない間に偽の警告画面を表示するウイルスを仕込まれるケースもあります。
犯罪者は偽セキュリティソフトをインストールさせることによって、有料版の料金支払いを要求し、入力されたクレジットカード情報を売買することで収入を得ています。
最悪の場合、パソコン自体を操作できなくしてお金を支払うしか方法が無いように見せかけるものもあります。お金を支払っても多くの場合、パソコンが復旧することはありませんので、騙されないよう注意が必要です。
ウェブサイト改ざんウイルス被害
正規の企業ウェブサイトなどを改ざんして、閲覧者をウイルスに感染させる手法です。2009年に「ガンブラー」の発生以降、広まったウイルス感染の手口で「ドライブバイダウンロード」とも呼ばれます。
攻撃者はウェブサイトの脆弱性をついて、サイトを改ざんし、ウイルスを仕込み訪問者に感染させます。従来は利用者が多い、企業の公式サイトや官公庁が狙われていましたが、最近は中小企業のサイトや、特定の趣味のサイト、人気アイドルのホームページなどが狙われるなど、ターゲットの幅が広がっています。
パソコンに外からのアクセスを許すトロイの木馬を仕込む事が多く、「遠隔操作」によって知らない間にサイバー攻撃へ加担させられたり、「個人情報の取得」「IDパスワード盗難」などの危険性があります。
アカウント乗っ取り
悪徳フォロワーがダイレクトメッセージ(DM)でスパムメールの文言や、フィッシング詐欺のURLを送りつけてくる迷惑行為です。
スパムの場合女性からの相談や、ギャンブルやお金儲けなどの話から、出会い系サイトへの誘導するものが多いようです。
また、Twitterのログイン画面そっくりのページに移動させ、IDとパスワードを盗むフィッシング詐欺もあり、アカウント乗っ取りの危険性もあります。最近ではアカウント情報を盗む、悪質なTwitter連携アプリもあり注意が必要です。
乗っ取ったアカウントを利用し、友達に悪徳業者のサイトへ誘導したり、ウイルス感染をさせるURLを送りつけたりするなどの手口が確認されています。
財団概要
名称 | 一般財団法人特殊詐欺撲滅推進機構 |
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連絡先 | special.fraud03@gmail.com |
所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目19−22 703号 |
目的 | 当法人は、インターネット等による電子媒体から起こり得る犯罪を世の中からなくす為の調査、サイトへの呼掛け及び被害者への救済事業を目的とし、
電子媒体を利用する全国、全世界の利用者へ注意喚起をおこない、安心認証・認定サイトの登録推進事業からネット詐欺をテーマに、想定外の事案を含め様々な取り組みを思案し、ネット詐欺被害者がなくなる社会づくりに寄与する事を目的とする。 当法人は、この目的を達成するため、次の事業を行う。
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