近年、マッチングアプリを通じた詐欺が増加しており、特に恋愛感情や信頼関係を利用した巧妙な手口が報告されています。
マッチングアプリ詐欺の手口を知っておかなければ、「素敵な人に出会えた」「外国人の彼氏(彼女)ができた」と思ったところが多額の被害に遭ってしまうことにもなりかねません。
以下では、よくある手口や実際の事例、そして万が一詐欺に遭ってしまった場合の返金方法について詳しく解説します。
国民生活センターに寄せられる、出会い系サイトやマッチングアプリ等に関する相談件数も、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い急増しています。

【出典】:国民生活センター|出会い系サイトやマッチングアプリ等をきっかけとする投資詐欺にご注意を-恋話(コイバナ)がいつの間にかもうけ話に
マッチングアプリ詐欺の代表的な手口
1.ロマンス詐欺
詐欺師は「真剣に付き合いたい」「運命的な出会い」などといったメッセージで親密な関係を築き、信頼を得たところで金銭を要求します。
要求内容は、「急な医療費が必要」「緊急でお金が必要」などの切迫したものが多く、感情に訴えて相手を動揺させます。
2.ビットコインや投資詐欺
「仮想通貨やFXなどの投資を始めないか」「私が使っている投資アプリなら確実に稼げる」などと誘導し、偽の投資サイトに登録させる手口です。
少額での投資で利益を見せて安心させた後、大きな額を投資させてから出金をできなくするケースが多いです。
3.仕事関係の詐欺
「副業に興味はある?」「すぐに儲かるビジネスがある」といった言葉で、仕事や副業の話を持ちかけ、最初に登録料や契約金を要求する手口です。
支払いが済むと、連絡が取れなくなったり、架空のビジネスで儲からないなど、被害を被ります。
4.送金詐欺
「アプリ外で通話がしたい」などと誘導し、LINEやWhatsAppなど外部の連絡ツールに移行した後、病気や事故、家族の不幸を理由にお金を要求するパターンです。
出会い系アプリの監視から逃れやすいため、詐欺師が利用する典型的な手口です。
実際に報告されている詐欺事例
1.医療費詐欺
長期的にやり取りを続けた後、「急に大きな病気になった」「手術費用が足りない」としてお金を求める事例が増えています。
被害者は相手に好意を抱いているため、つい援助してしまい、その後に連絡が途絶えるケースがよくあります。
2.軍人詐欺
詐欺師が「米軍兵士」「平和維持軍の任務中」などと偽り、信頼関係を築いた後、「退役するための資金が必要」「国外に出るために資金がいる」などとお金を求める事例です。
実際には存在しない軍人の写真や身分証を送って信じさせようとすることが多いです。
3.投資詐欺サイトに誘導
マッチングアプリ内で知り合い、「短期間で稼げる投資がある」と誘導し、偽の投資プラットフォームに登録させる事例です。
最初は利益を出して出金もできるように見せかけますが、高額な投資を促した後、出金ができなくなりサイトが閉鎖されることがよくあります。
別の出会い系サイトに誘導され30万円以上を騙し取られた事例
消費生活センターに寄せられた相談事例ですが、婚活アプリで知り合った男性から別の出会い系サイトに誘導され、そこで30万円以上を騙し取られたという事例がありました。
犯人は「スマホが壊れた」「別のサイトで連絡をとろう」などと騙し、悪質な出会い系サイトへ登録させたとのことです。
そのサイトでは登録料は無料であったものの、連絡先を交換するためなどの名目で何度もクレジットカード決済を求められ、被害者は30万円以上を支払ったものの連絡先は交換できなかったため、返金を求めて消費生活センターへ相談しました。
婚活中の女性の心理を突いた悪質な詐欺の事例であるといえます。
被害者も早い段階で詐欺に気付けば軽い被害で済んだはずですが、言葉巧みに誘導されてしまったものと思われます。
【出典】:朝日新聞デジタル
詐欺に遭った場合の返金方法
1.支払い方法を確認する
支払い方法がクレジットカードであった場合、カード会社に連絡し、チャージバック(支払取消)手続きを依頼します。
詐欺の事実を証明するため、メッセージのやり取りや支払い明細などの証拠が必要です。
2.銀行振込を利用した場合
銀行振込で送金した場合、すぐに銀行に連絡し、振込の取り消しや返金が可能か確認しましょう。
場合によっては、警察に被害届を提出し、銀行と連携して犯人の特定と口座凍結の手続きを進められることもあります。
3.当財団への相談
当財団の専門スタッフに相談することで、詐欺被害の対応についてアドバイスを受けることが可能です。
場合によっては、他の被害者がいる場合や被害が広がっている場合、調査が進む可能性もあります。
詐欺に遭わないための予防策
- 急な金銭要求は応じない:詐欺師は感情に訴えて急いでお金を送らせようとするため、どんなに親密に感じても金銭の話題が出たら一旦冷静になることが大切です。
- 身分証や個人情報を安易に提供しない:詐欺師に悪用されるリスクがあるため、相手に詳細な個人情報を伝えることは避けましょう。
- プロフィール写真を逆画像検索する:詐欺師はネットから取得した他人の写真を使っていることが多いため、疑わしい場合は画像検索でチェックしてみましょう。
法律事務所に依頼するデメリット
多くの法律事務所は「占い詐欺・副業詐欺・情報商材詐欺・出会い系詐欺」等の相談に対して、「相談料は無料」「着手金は0円」をうたっています。
しかし、返金額に応じて「成功報酬」として約30%~40%を弁護士に支払わなければなりません!
A法律事務所:成功報酬100万円まで 回収額の40%(税抜) 100万円以上 回収額の35%(税抜)
B法律事務所:成功報酬は返金額(税込)の40%
C法律事務所:50万円をこえる案件 回収金額の35%(税抜) 50万円以下の案件 回収金額の40%(税抜)
仮にあなたの被害金額が50万円で依頼した場合
請求金額:50万円
返金金額:5割 25万円
弁護士へ支払う成功報酬:10万円
回収額からの報酬割合は、一つの大きな難点です。
特に被害額50万円以下の比較的少額の人にとっては、40%が徴収されてしまうとあまり手元にお金が戻った感覚を得られないかもしれません。
当財団は無料相談・無料解決で対応!
1.まずは無料相談で問い合わせ
「電話・メール・問い合わせフォーム・LINE」自分の好みの方法でご連絡ください。
相談は何度でも無料です!詳しい被害内容を聞き取りし、専門スタッフが親身になって話を聞きます!
2.解決に向けて手続きの開始
依頼者様から共有いただいた情報や独自の調査で得た証拠をもとに業者への連絡などを行います。
詐欺業者による返金やクレジットカード決済の取り消しなどで依頼者様へ被害金が返金されます。
当財団は、報酬については完全無料!支払いは発生しません!
まとめ
マッチングアプリ詐欺は年々巧妙化していますが、手口や特徴を知っておくことで詐欺を防ぐことが可能です。
詐欺被害に遭ってしまった場合は、すぐに適切な機関に相談し、返金手続きを含めた対応を進めましょう。
最も重要なのは、感情に流されず冷静に判断することです。
当財団は、インターネット等による電子媒体から起こり得る犯罪を世の中からなくす為の調査、サイトへの呼掛け及び被害者への救済事業を目的とし、 電子媒体を利用する全国、全世界の利用者へ注意喚起をおこない、安心認証・認定サイトの登録推進事業からネット詐欺をテーマに、想定外の事案を含め様々な取り組みを思案し、ネット詐欺被害者がなくなる社会づくりに寄与する事を目的としています。
相談窓口を利用して、専門家から具体的なアドバイスが受けられ、無料相談や匿名相談も可能ですので、お気軽にご相談ください!
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