スマートフォンの普及に伴い、いつでもどこでもインターネットを利用できる時代。
金融や投資に対する知識が乏しい若者へ「簡単に儲かる」といううたい文句で詐欺を働く海外所在の無登録業者による「バイナリーオプション取引」詐欺事件が増加しています。
バイナリーオプション取引とは、投資対象の値が、予め決められた期間に上がるか下がるかを予想する取引のことで、一見簡単そうに見えますが、実際は専門知識や高度なリスク管理力を必要とする難しい金融商品です。

【出典】:金融広報中央委員会「知るぽると」
1.バイナリーオプション取引詐欺の具体的な事例
事例1:SNSを利用した勧誘
- 被害者:20代の学生
- 手口:SNS(Instagram、Twitter、LINEなど)を通じて、「簡単に儲かる」「初心者でもすぐに利益が出る」「スマホでできる副収入」などの魅力的な広告が掲載されます。特に、バイナリーオプション取引はシンプルで短期間で結果が出るという特性を強調し、若者の興味を引きます。
- SNSで知り合った人物が、「特別な情報を教えてあげる」と誘い、その後、LINEや他のメッセージアプリに誘導して、取引を始めさせます。最初は少額での取引を推奨し、簡単に利益を上げさせ、次第に大きな金額を投入させるように仕向けます。
事例2:無登録業者による勧誘
- 被害者:30代の若者
- 手口:海外に拠点を置く無登録業者(登録されていない、あるいは規制を受けていない業者)が、専用アプリやウェブサイトでバイナリーオプション取引を提供します。
- 利用者に「簡単に儲かる」「リスクがほとんどない」「確実に利益を得られる」などと謳い、詐欺的な手法で取引を推進します。
- 最初は利益を出させて信頼を得た後、ユーザーに多額の投資をさせ、その後は出金ができないように設定されるなどして、最終的に損失を出させるのが一般的な流れです。
事例3:初心者向けの無料セミナー
- 被害者:20代のフリーター
- 手口:無料のオンラインセミナーやウェビナーに誘導し、参加者に「誰でもできる」「儲かるノウハウが詰まっている」といった内容でバイナリーオプション取引を勧誘します。
- セミナー後、特典として「限定情報」や「無料サポート」を提供すると言い、さらに高額な投資を促してきます。実際には、提供される情報やサポートは無価値であり、最終的には損失を被ることになります。

【出典】:金融広報中央委員会「知るぽると」
2. バイナリーオプション取引詐欺の具体的な手口
(1) 初期の少額投資での利益獲得
- 手口:最初は少額の投資で利益を出すように仕向け、ユーザーに成功体験を与えます。この「簡単に儲かる」という感覚が、詐欺師の狙いです。利益を得た後、より大きな金額を投資させるように誘導します。
(2) 「特別な情報」を提供する
- 手口:詐欺師は、あたかも「特別な取引の方法」や「市場の動向」を持っているかのように装い、他では得られない情報を提供するといって高額なコースや教材、個別指導を販売します。
(3) 高額の出金手数料や制限を設ける
- 手口:ユーザーがある程度の金額を貯めて出金しようとすると、「出金手数料が高い」「一定の条件を満たさないと出金できない」といった理由で、出金を拒否する場合があります。また、初期の出金は問題なくできる場合もありますが、次第に出金ができなくなります。
(4) フェイクのレビューや証言
- 手口:ウェブサイトや広告で、他の利用者の「成功事例」や「体験談」を掲載し、信頼を得ようとします。しかし、これらのレビューは実際にはフェイクであり、詐欺師自身が作成したものであることが多いです。
(5) 投資資金を使い果たした後に連絡が途絶える
- 手口:投資を続けるうちに損失が膨らみ、最終的に資金がなくなると、突然業者からの連絡が途絶えます。サポートがなくなり、出金もできなくなり、詐欺であることに気づくのが遅れることが多いです。

【出典】:金融広報中央委員会「知るぽると」
3. 対策と予防方法
(1) 登録業者を選ぶ
- 対策:バイナリーオプション取引を行う場合、必ず金融庁などの公的機関に登録された業者を選ぶことが重要です。無登録業者や海外業者には注意し、信頼できるプラットフォームで取引を行いましょう。
(2) 「簡単に儲かる」話に警戒する
- 対策:「簡単に儲かる」「リスクなし」といった甘い言葉には注意が必要です。投資にはリスクが伴い、特に高いリターンを謳う取引には詐欺のリスクが高いことを認識しましょう。
(3) SNSでの勧誘を避ける
- 対策:SNSで突然の勧誘やメッセージを受けた場合、その人物や団体が信頼できるものかどうか慎重に確認しましょう。特にSNSでの取引勧誘には詐欺の可能性が高いため、返信する前に他の方法で調査しましょう。
(4) 出金条件をしっかり確認する
- 対策:取引を行う前に、業者の出金条件や手数料、その他の制限について十分に確認しましょう。出金ができない場合は、すぐに取引を中止し、業者に対して訴えを起こすことも考慮に入れるべきです。
法律事務所に依頼するデメリット
多くの法律事務所は「占い詐欺・副業詐欺・情報商材詐欺・出会い系詐欺」等の相談に対して、「相談料は無料」「着手金は0円」をうたっています。
しかし、返金額に応じて「成功報酬」として約30%~40%を弁護士に支払わなければなりません!
A法律事務所:成功報酬100万円まで 回収額の40%(税抜) 100万円以上 回収額の35%(税抜)
B法律事務所:成功報酬は返金額(税込)の40%
C法律事務所:50万円をこえる案件 回収金額の35%(税抜) 50万円以下の案件 回収金額の40%(税抜)
仮にあなたの被害金額が50万円で依頼した場合
請求金額:50万円
返金金額:5割 25万円
弁護士へ支払う成功報酬:10万円
回収額からの報酬割合は、一つの大きな難点です。
特に被害額50万円以下の比較的少額の人にとっては、40%が徴収されてしまうとあまり手元にお金が戻った感覚を得られないかもしれません。
当財団は無料相談・無料解決で対応!
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詐欺業者による返金やクレジットカード決済の取り消しなどで依頼者様へ被害金が返金されます。
当財団は、報酬については完全無料!支払いは発生しません!
まとめ
バイナリーオプション取引詐欺は、簡単に儲かるといった魅力的なうたい文句で若者をターゲットにしています。SNSや無登録業者、フェイクの成功事例を用いることで、被害者をだまし取る手口が増加しています。
対策としては、信頼できる業者を選び、甘い言葉に惑わされないようにすることが最も重要です。
当財団は、インターネット等による電子媒体から起こり得る犯罪を世の中からなくす為の調査、サイトへの呼掛け及び被害者への救済事業を目的とし、 電子媒体を利用する全国、全世界の利用者へ注意喚起をおこない、安心認証・認定サイトの登録推進事業からネット詐欺をテーマに、想定外の事案を含め様々な取り組みを思案し、ネット詐欺被害者がなくなる社会づくりに寄与する事を目的としています。
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