SNSで有名な投資家の名前を使って投資を持ちかける詐欺で、宮崎市の50代女性が約2500万円を騙し取られました。
宮崎県警によりますと、去年10月ごろ、宮崎市に住む50代の女性がSNSで、投資家のホリエモンこと堀江貴文を名乗る人物が主催する投資グループに勧誘されました。
その後グループのメンバーから、「金の市場に投資すれば、より多くの利益が得られる」などとメッセージで投資話を持ちかけられた女性は、ネットバンキングを利用して複数回にわたり、あわせて約2500万円を振り込み、騙し取られました。
今年1月に女性が詐欺を疑い警察に相談。警察が振り込み情報を調べたところ、振込先が複数の個人名義の口座だったことなどから詐欺が発覚しました。
この事例はSNSを利用した詐欺の典型的な手口で、特に有名な人物(この場合は堀江貴文氏)を名乗ることで信頼を勝ち取り、投資を誘導するものです。
以下に、さらに詳細な手口、対策方法、類似事例を詳しく解説します。

【出典】:TOKYO MX
1. 手口の詳細
(1) SNSで有名人物を名乗る
- 手口:詐欺師は、SNS(Twitter、Instagram、LINEなど)を通じて、堀江貴文(ホリエモン)などの有名な投資家や著名人を名乗ります。堀江氏のような信頼を置ける人物の名前を使うことで、ターゲットが安心して信じ込むよう仕向けます。
- 勧誘の方法:名乗られた有名投資家は、「利益を得られる投資グループに参加しませんか?」とメッセージを送ります。これにより、ターゲットは「信頼できる人からの招待だ」と感じ、参加することに抵抗感がなくなります。
(2) 投資話を持ちかける
- 手口:投資グループに参加した女性は、グループメンバーから「金の市場(または仮想通貨など)に投資すれば大きな利益が得られる」といったメッセージを受け取り、投資話に乗っていきます。詐欺師は、実際には実在しないか、架空の投資商品を勧め、利益がすぐに得られると強調します。
- 振込の要求:最初は少額から始め、少しの利益を見せて「この方法で確実に利益を上げられる」と信じ込ませ、女性に何度も振り込みを促します。最終的に、女性は自分が支払った金額が大きくなったにも関わらず、詐欺に気づかないまま振り込みを続けます。
(3) 振込先が複数の個人名義
- 手口:振込先が複数の個人名義の口座であることが特徴です。このような口座を使うことで、詐欺師は追跡を難しくし、複数の名義を使ってお金を分散させ、最終的に資金を使い込むことができます。
- 警察の調査:女性が最初に警察に相談した段階で、警察が振り込み先の口座を調べたところ、口座が複数の個人名義であったことから、これは詐欺であると判明しました。
(4) 投資を促すための心理的圧力
- 手口:詐欺師は、投資家として成功するためには早急な決断が必要だと暗示し、急かすことが多いです。また、「このチャンスを逃すと、後で大きな損失が出る」「早期に投資すれば大きなリターンが期待できる」といった言葉で、焦りを感じさせ、冷静に判断させないように仕向けます。

【出典】:TOKYO MX
2. 対策方法
(1) SNSでの勧誘には警戒する
SNSを通じて突然投資グループに招待されたり、知らない人物からの投資勧誘に応じないようにしましょう。
特に有名人を名乗る相手に対しては注意が必要です。
(2) 投資話の「必ず利益が出る」話には注意
「必ず儲かる」「急いで投資しなければ損をする」というような言葉を使って急かされる場合、その話は詐欺である可能性が非常に高いです。
すべての投資にはリスクが伴うことを理解し、安易に信じないようにしましょう。
(3) 取引先の信頼性を確認
投資を検討する場合、相手の信頼性を確認することが非常に重要です。
仮想通貨や金融関連の投資を行う場合は、必ず金融庁に登録されている業者かどうかを確認しましょう。
登録業者は金融庁のウェブサイトで公開されているため、事前にチェックできます。
(4) 個人名義の振込先を避ける
見知らぬ相手への振り込みは避け、信頼できる取引所や金融機関を通じて取引を行いましょう。
個人名義の振込先は非常にリスクが高いので、事前に振込先の情報を確認しましょう。
(5) 少額から始め、契約内容を理解する
投資を始める際は、少額で試すことから始めましょう。
加えて、契約内容や取引の詳細についてしっかりと理解し、疑問点があれば専門家に相談することをお勧めします。

【出典】:TOKYO MX
3. 類似事例
事例1:「必ず儲かる」仮想通貨詐欺
ある男性が、SNSで「必ず儲かる」と謳われた仮想通貨投資に関するグループに参加しました。
初めは少額の投資で利益があったように感じましたが、最終的には「大きなチャンスが到来した」として追加の投資を求められ、総額800万円を振り込んだ結果、グループの管理者が突然連絡を絶ち、全額失いました。
事例2:投資家を名乗る詐欺師
有名な投資家を名乗る人物から「成功する投資グループに参加しませんか?」と勧誘され、投資を決断した女性が合計で1000万円以上を振り込むも、その後連絡が取れなくなり、警察に相談。
振込先の口座がすべて詐欺師の個人口座であることが判明しました。
法律事務所に依頼するデメリット
多くの法律事務所は「占い詐欺・副業詐欺・情報商材詐欺・出会い系詐欺」等の相談に対して、「相談料は無料」「着手金は0円」をうたっています。
しかし、返金額に応じて「成功報酬」として約30%~40%を弁護士に支払わなければなりません!
A法律事務所:成功報酬100万円まで 回収額の40%(税抜) 100万円以上 回収額の35%(税抜)
B法律事務所:成功報酬は返金額(税込)の40%
C法律事務所:50万円をこえる案件 回収金額の35%(税抜) 50万円以下の案件 回収金額の40%(税抜)
仮にあなたの被害金額が50万円で依頼した場合
請求金額:50万円
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弁護士へ支払う成功報酬:10万円
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特に被害額50万円以下の比較的少額の人にとっては、40%が徴収されてしまうとあまり手元にお金が戻った感覚を得られないかもしれません。
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まとめ
SNSを通じて有名投資家を名乗る人物から投資を勧められる場合、まずはその人物が本当に信頼できるかを確認し、急かされて即決しないようにしましょう。
詐欺師は「必ず儲かる」「急いで投資しないと損をする」といった誘惑的な言葉で不安を煽り、冷静な判断をさせません。
信頼できる取引先を選び、適切な手続きを踏んで投資を行うことが、詐欺に巻き込まれないための最も確実な対策です。
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